わたしは家庭菜園で本格的なオーガニック野菜を栽培しています。
良質で健全性の高い成分のオーガニック野菜を栽培するのに多くのお金は必要ありません。
専門的ではありますがとても簡単な知識と農地に適した2m×2m以上の土地さえあれば誰でもすぐにおこなうことができます。
わたしは美味しくて健全な野菜を食べてほしいという思いで栽培をしていますがその理由は野菜を食べて感動してもらえることがわたしにとっての感動だからです。
でも日本では化学物質の農薬や肥料を使わない本格的なオーガニック野菜を栽培する人はとても少ないので限られたわずかな人しか食べることができません。
ですので健全性の高い美味しい野菜を望むすべての人が食べられるように家庭菜園で本格的なオーガニック野菜の栽培方法をお伝えしていきます。
本格的なオーガニック野菜の栽培とは
化学物質の使用を避ける
オーガニックの国際的な原則は化学物質の使用を避けることです。野菜の栽培や保管、流通のすべての段階でどのくらい化学物質の使用するかは各国やオーガニック認証機関が独自に策定しています。
化学物質の使用量を制限しているほど本格手なオーガニックといえます。
オーガニックの聖地であるイギリスのソイルアソシエーションは野菜の栽培には化学物質の農薬や肥料は使用していません。
肥料や堆肥の種類や使用量を制限する
肥料は人為的に野菜を肥大化させます。
種類は植物性、動物性、化学物質がありまして窒素・リン
堆肥は食品くず、家畜動物の排せつ物、植物という原料を微生物にある程度分解させた有機物です。
堆肥は製造者によって原料の比率や微生物による分解レベルに違いがあります。
そのため堆肥の成分よって肥料の性質があるものと土壌改良資材の性質があるものに分かれます。
肥料も堆肥も野菜を急激に肥大化させますが美味しくはならなくて虫による食害の原因にもなります。
本格的なオーガニック野菜を栽培するなら肥料や堆肥は使用しない手法を選ぶべきです。
野菜の栽培を行うのは地球生態系の多様な生物!人の役割はサポートです
本格的なオーガニック野菜は地球の生態系機能である多様な生物が育みます。
健全な野菜を栽培する方法は地球が野菜を生み育む営みに人が介入するのではなく、
地球と生態系を構成する人と多様な生物の健全な活動をサポートすることです。
農地に発酵型微生物を増やし健全な土を育てることで数年後には美味しくて立派な野菜をたくさん収穫することができます。
遺伝子組み換え生物、遺伝子組み換え技術を使用しない
国際的な原則としてオーガニック野菜の栽培には遺伝子組み換え生物や遺伝組み換え技術の使用は禁止されています。
家庭菜園の目的は?
家庭菜園は趣味であり栽培した野菜は自分や家族、友人が自家消費を目的として使用しますよね。
農地の規模も小さく収益が目的ではないのでの赤字と想定されるので申告はおこなわなくても構わないとされています。
日本では有機JAS規格がオーガニックの流通を管理しています。
日本のオーガニック制度を知りたい方はこちらをごらんください。
【参考記事】有機食品の検査認証制度 農林水産省
家庭菜園でおこなう!本格的なオーガニック野菜の栽培方法とは!
栽培に使用する資材
農地に使用する資材は化学物質に触れていない落ち葉や枯れ枝、野花やススキなどの植物とオーガニック野菜くずです。
栽培には化学物質を一切使用しないため農地の土に関する市販の製品は一切使用しません。
そのような商品は化学物質が入っている可能性が非常に高いのです。
調査して化学物質が一切入っていない製品を見つけ出すことができても、必要な資材は無料で入手できる落ち葉や枯れ木なので購入することがないのです。
国際的なオーガニックの原則でもオーガニックの農地に使用する資材は農地の周辺地域で調達することになっています。
そして農地に必要な落ち葉や枯れ枝は山にあるので管理者や役所に確認をすることで安全に入手することができるでしょう。
栽培方法
農地を育てること、そして野菜を育てることは同時に進行していくことになります。
農地の育て方
地球の生態系機能である多様な生物が健全な生物を育てます。
健全な野菜を地球に育ててもらうために農地に地球の機能をそのものを発揮してもらいます。健全な野菜を育てるのは発酵型微生物ですので農地に
地球に健全な野菜を育ててもらうためには農地に地球の生態系である多様な生物を育てる必要があります。
農地で地球の生物を生み育む機能が活発におこなわれるようにサポートするのですが健全な野菜を育てるのは発酵型微生物ですので3年ほどの期間をかけながら大切に農地を育てていきます。
発酵型微生物に食料となるのが落ち葉や枯れ枝などの炭素資材です。
野菜の育て方
野菜は農地の成長に合わせて適切な品目を選んで育てていきます。
農地に発酵型微生物が育っていない状態では野菜が虫に食べられる可能性が高いです。
そのような農地では虫がつきにくい豆類、ジャガイモ、ニンジン、葱、シソなどを選んで栽培します。
虫が好むのは多くの葉菜類(葉もの野菜)とアブラナ科の野菜なので、このような種類の野菜は農地に発酵型微生物が活発に活動するようになってから栽培するようにします。
野菜の数多くの種類があってそれぞれ特有の性質があります。
農地に適した土地
化学物質を含んでいない土地が農地として適している土地です。
化学物質を使用している土地で野菜を栽培すると野菜の内部に化学物質を吸収します。
そのような野菜を食べることを防ぐために農地の使用履歴はしっかりと確認することが大切です。
【関連記事】オーガニック家庭菜園! 農地の適合基準を3つの条件で説明します
国際的なオーガニックの原則で使用が認められている野菜の種子
野菜の種の種類
在来種 各地域において世代を超えて長い間、自家採取して守っている地方品種
固定種 在来種の遺伝的に安定した品種を育成している種
F1品種(交配種) 異なる2つ以上の品種を人工的に受粉させた雑種の第一代目の種
遺伝子組み換え種子 遺伝子を組み換えた種子
国際的なオーガニックの原則で使用が認められているのは在来種、固定種、F1品種(交配種)です。
そして化学物質の使用をできる限り避けている種子です。
いずれ自家採取して自分の農地に適切な種子を育てていくことはオーガニック農業にとってとても大切なことです。
自家採取も難しいことではなく、たとえばトマトは地面に落ちた果実は翌年の春に勝手に発芽しますので在来種や固定種を選ぶことでこぼれたねの発芽苗で同じ品質のトマトを栽培することができます。
栽培を記録する
今までお伝えしてきた本格的なオーガニックの栽培方法を実践すると、農地に投入する資材は化学物質に触れていない落ち葉、枯れ枝、野花です。
農地に入れる資材で購入するものは1つもなく購入するものは野菜の種や豆のつるを支える支柱などです。
オーガニック野菜の栽培を証明するものは自分で書き記した記録や資材の納品書や請求
書だけなのです。
ですので本格的なオーガニックを栽培していることを証明するために栽培記録をできる限り作成することをおすすめします。
そして栽培記録を作成することはとても大切な栽培のテクニックでもあります。
過去の行動を振り返ることで種子を播く時期や収穫時期など良かったことを再現したり改善することができるので天気や気温とともに栽培記録をつけることを習慣にしてみてください。
オーガニックの聖地 イギリス
本格的なオーガニックはヨーロッパです。
その始まりは1920年までさかのぼるので今から約100年の歴史があります。
その中でもイギリスのソイルアソシエーションは世界最高クラスのオーガニック認証機関のうちの1つです。
人、地球、多様な生物の健康を願い、それだけを目的に農産物を生産するソイルアソシエーションはイギリス公認のチャリティー団体(非営利団体)としてオーガニックという健全な食品の生産と普及のために活動をしております。
世界中に健全な食品の基準を示して食品の目的を伝えてくれています。
食品の成分は健全なものであるべきであり、健全な食品による食事によって生命を持続させることの大切さを思い出させてくれます。
そのような地球とすべての生き物を愛する素敵な活動によって育てられた農産物を食べてすこやかな生活を送りたいですよね。
ですが日本にいるわたしたちがそのような農産物を入手することは難しいでしょう。
イギリスから毎日の食事のために野菜を仕入れることは金銭的に大変です。
そして日本ではイギリスのソイルアソシエーションのような世界最高クラスのオーガニック農産物を生産できる人はとても少ないです。
ですが本格手な野菜を栽培することは難しい技術も多くのお金も必要としないので農地に適切な農地さえあれば翌年の春から誰でもやりはじめることはできるのです。
まとめ
本格的なオーガニックは高価なので毎日の食事のために定期的に購入することはたいへんです。
ですが家庭菜園で本格的なオーガニック野菜を栽培することは難しいことはまったくなくて栽培の知識は専門的ではありますが理解しやすく多くの資金も必要としません。
希少価値の高い健全な野菜を日常の食事に使用することで健全なすこやかな生活と経済的なゆとりを得られますよね。
すべての人が健全な野菜によって食事をとることができることはとても素敵なことですよね。
そんな日が来るように健全なオーガニック野菜の情報をお伝えしていきます。
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