毎日の食事に健全な農産物を選択する。
愛情を与えられることで人は愛情を体感します。100%地球が生み育む健全な農産物は地球の愛情にみちあふれています。
健全な野菜やお米を食べるだけで自分や大切な人の体を愛情で包み込みます。
健全な農産物は私たちの体調をすこやかに保ち、生活を安らかにしてくれます。
ですが世界は忙しくて情報はあらゆる場面において私たちに市場価値を求めるガイダンスをおこないます。
そのような日常は自分や大切な人の体調に意識が向かなかったり、 心が満たされ体が喜ぶ食生活は競争の末に勝ち取ることができる得難い経験であるような錯覚になりやすいです。
けれども、わたしたちのかけがえのない体を愛していたわることができるのは今のわたしたち自身です。
健全な農産物を見極めること、そして購入することは3つの条件を知ることで簡単におこなうことができます。
この記事で理解できるように詳しく説明します。
この記事を書いている私はオーガニック農業歴5年、有機JAS有機農産物生産行程管理を2年間担当してます。
農産物は外観は似ていても生産方法によって内容成分が変化します
農産物には地球が育てたものと人が作ったものがあります。
地球が育てた農産物とは、すべての生物を生み育む地球の生態系機能によって生産されるオーガニック農産物です。
地球の生態系機能の構成要素である人が地球に寄り添い調和して健全な活動をサポートすることによって農産物を栽培する方法です。
人が作った農産物とは、生物を生み育む地球の生態系機能の内部に人が介入することで生み出される農産物です。
例えば農産物の中に遺伝子組み換え生物や化学物質を投与して人工的に農産物の性質や品質を操作することです。
生産者がどのような物質をどれ位の量を投与するかで農産物の内容成分は変化します。
1920年 世界各地の人々は同じ時期にオーガニック農産物の生産活動を開始しました。
ヨーロッパから始まったこの市民運動はIFOAM-Organics International(国際有機農業連盟)を設立させて世界中にオーガニックを普及しています。
1999年 国際連合によるコーデックス委員会は国際的な食品規格として「有機的に生産される食品の生産、加工、表示及び販売に係るガイドライン」を策定しました。
農産物は食事の中心的な食材です。
そして毎日数回食事をとる目的は生命の維持のためです。
農産物の成分は生産方法によって大きく異なります。
そして農産物の生産方法は健全性を高めることが重要であると100年前から伝えられています。
IFOAM-Organics International:国際有機農業連盟 設立1972年11月5日 本部所在地 ボン(ドイツ) IFOAM-Organics International:国際有機農業連盟出典
健全な農産物を見極める3つの条件
農産物の成分が健全であるかどうかは生産方法によって見極めることができます。
生産方法は3つの条件で確認することができます。
条件1 無肥料であること
無肥料であるということは地球の生態系機能をサポートすることで農産物を栽培しているということです。
肥料製品を農地に投与すると農産物は根から成分を吸収して肥大化します。
どのような肥料の成分であっても農産物を食べることで人の体内に入ります。
肥料の種類は化学肥料、動物性肥料(鶏、牛、豚の排せつ物、もしくは肉や骨を粉状に加工したもの)、植物性肥料がありますが化学肥料以外であっても遺伝子組み換え生物や化学物質が含まれている可能性があります。
肥料製品は天然物質であっても使用量によっては地球と生物にダメージを与えます。
肥料製品を農地に投入すると植物は根から肥料製品の成分を吸収して農産物の内部に蓄積されます。
それを食べることで肥料製品の成分を体内に取り入れることになります。
条件2 無農薬であること
農薬による被害を最初に受けるのは農薬を使用する農産物の生産者です。
生産者は農薬を定期的に農産物に散布するので継続的に化学物質を体内に吸収してしまうことで健康被害をうける可能性があります。
高濃度の農薬を扱うことによる事故の危険性もあります。
農薬の毒性は殺傷効果があります。農薬の毒性ダメージによる健康被害は毎年発生しています。
地球も農薬によって汚染され続けています。
農作物にたいして農薬の投与回数を制限したとしても地球には毎年継続的に化学物質が投与され続けます。
地球の清浄化する機能より化学物質による汚染速度のほうが勝っていて大気、水、土は有害なダメージを受け続けています。
地球が健全性を低下させると地球生態系の構成要素である人や農産物、そしてすべての生物は健全性を失っていきます。
世界は地球の持続可能性について真剣に取り組む時期を迎えています。
出典 農薬の使用に伴う事故及び被害の発生状況について 農林水産省
条件3 自家採取によって種を入手していること
自家採取とは育てた農作物から種を採取するということです。
秋に採取した種を翌年の春に農地に播種して農産物を栽培します。
自家採取に使用される種は在来種や固定種という種類です。
これらの種は地球の生態系機能が生み育むことで誕生した種です。
人が作り出した種には遺伝子組み換え種子とF1(人工的に交配させた種)があります 。
これらの種から実った農産物は種を採取してもどのような農産物が育つか予知できないため自家採取には適さない。
世界最高規準の健全な農産物を販売している生産者を紹介します
世界最高規準の健全な農産物を入手する方法は2つあります。
それは購入するか、自分で栽培するかです。
ここでは世界最高規準の健全な農産物の購入方法をお伝えします。
農産物の健全性の基準を証明するのはその農産物の生産方法が示します。
世界最高規準の農産物の健全性を示すのはイギリスの有機認証機関ソイルアソシエーションやドイツの有機認証機関デメテールです。
日本においては橋本自然農苑が無肥料、無農薬、自家採取という3つの条件を定めて世界最高規準の健全性を誇る農産物を生産しております。
日本国内では橋本自然農苑にお求めいただければ必ず美味しい健全な農産物を購入することができます。
橋本自然農苑 設立1998年 本部所在地 和歌山県(日本)
出典 橋本自然農苑
ソイル・アソシエーション 英国土壌協会 設立1946年 本部所在地 ブリストル(イギリス)
ソイルアソシエーション出典
デメテール 設立1924年 本部所在地 ダルムシュタット(ドイツ)
出典 デメテール
まとめ
ヨーロッパ、アメリカ、日本、すべてのオーガニック生産国は独自の基準を策定しています。
野菜の成分がどれくらい健全なのかは生産方法に示されています。
無肥料、無農薬、自家採取の3つの条件によって栽培されている野菜はとても健全性が高いことを示しています。
健全な食材を入手することはなぜ難しいのか?
野菜の生産方法は沢山あります。
野菜に含まれる化学物質は食べることで体に毒性のダメージを与えますが販売が許可されているのはビジネスとして成立しているからなのですが毎日食べる主要な食品なので出来る限り健全な成分のものを選びたいですよね。
このように生産の手法によって野菜に含まれる成分は変化するのですが外見はどれも同じなので見た目で健全な野菜を見分けることは難しいでしょう。
野菜の生産基準である無肥料、無農薬、野菜の種子の自家採取という3つの条件は健全な成分を示すものです。
高品質な野菜を見極めるときの一番大切な基準になりますので是非参考にしてみてください。
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