自分と大切な人が食べるささやかな食材だけでも健康なオーガニック野菜を育てる。
そんな優しい気持ちによってオーガニック野菜は世界中の家庭に広がっていくとイメージしてみる。
あなたと大切な人の食卓にも上がっておいしさ、健康、愛情を共有し合う光景は素敵だろうな。と思いながらこの記事を書いています。
日本ではオーガニック野菜の販売は有機JAS制度が管理しています。
この記事では自家消費分として利用するために厳格な世界基準と同等のオーガニック栽培の方法を説明しております。
おいしくて健康な野菜がたくさん育つオーガニック農地の作り方を詳しく説明します。
私はオーガニック農業歴5年、有機JAS有機農産物生産行程管理を2年間担当してます。
今、オーガニック野菜を自分で栽培するという意味
オーガニック栽培はすべての人に優しく、知識や技術は未経験者でもすぐ理解できます。
けれどもあまり伝わっていなくてオーガニック農産物を栽培できる人の数はとても少ないです。
シンプルなのに専門性が高く地球環境も改善するのでこれから趣味としてオーガニック栽培を始める人は間違いなく重要で格好良い存在となるでしょう。
オーガニック栽培はは国際連合が主導するSDGs:持続可能な開発目標「持続可能な開発のための2030アジェンダ」でもあるのでこれから発展する分野です。オーガニックの栽培技術者の必要性はさらに高まり重要な存在となっていきます。
オーガニック農地はとても貴重な土地ですが、すでにあなたは所有しているかもしれません
オーガニック農業は地球の環境と人とすべての生物を健康にします。オーガニックが地球と生物を健康にすることは世界的に認められていて活動の拡大を望まれています。
ですがオーガニック農地は世界中の農地面積の1%の規模しかありません。
オーガニック野菜はおいしくて健康も保ってくれるので本当は誰もが毎日食べたいです。ですが生産できる人の数は少なくて供給量が足りていません。
ひとにぎりのわずかな人しか食べることはできません。今は健康的な食料はお金では手に入らないのです。
自分と大切なひとの健康を保つためにオーガニック野菜を自分で生産すると選択する時、オーガニック家庭菜園がそれを実現させます。
オーガニック家庭菜園を始めるのに必要なのは適する農地だけです。
この記事ではあなたの自宅の敷地や利用できる土地がオーガニック農地に適合しているか理解できるように詳しく説明します。
オーガニック農地に適合する3つの基準
農地の基準1-1 土地の履歴:使用禁止化学物質の使用が無いこと
私たちの身の回りには農地では使用が禁止されている化学物質が溢れています。
(こちらのリスト以外でも使用禁止の化学物質はありますので参考資料として利用してください)
家庭用化学物質
洗浄剤、化粧品、ワックス、バッテリー、電池、体温計、蛍光灯、家電製品、劣化したビニール製品、劣化したプラスチック製品、各種家庭用薬品
家庭用農薬
虫剤、殺菌剤、除草剤
工業用化学物質
接着剤、塗料、添加剤、防腐剤、機械燃料、機械油、各種工業用薬品
これらの化学物質を過去に使用したり屋外保管していた場所は化学物質が入っている可能性がありますので農地としては使用しないでください。
(これらの化学物質が混入している雨水や排水が入り込んでいるエリアも農地としては使用しないでください)
基準1-2農地の立地条件
他の人の土地や化学工場が隣接していないこと 地形的に農地が低い位置に無いこと
他の人の土地や化学工場では特定ができない様々な化学物質を使用する可能性があるため農場との間には十分な距離が必要です。
地形的に農地は低い位置になると雨水や地下水脈によって化学物質の侵入もあります。化学物質の侵入の可能性がある場所に農地を作ることは避けてください。
農地の基準1-3農業用化学薬品
化学物質を含む農薬、化学物質を含む肥料を農薬使用基準を守って使用している場合はオーガニック農地に転換することができます
すでに土地を農地として利用していて使用規定を守って農業用化学薬品である農薬や肥料を使用している場合はオーガニック農地に転換することができます。
オーガニックによる栽培方法に転換して栽培期間を3年間継続すると収穫した農産物はオーガニック野菜として食料にすることができます。
農地の基準2 農地に太陽の光を遮るものがないこと
農地の位置的条件で最も重要なことは太陽の光が直接入ることです。
太陽の光が農地に入らないとオーガニック野菜を育てる生態系のシステムが機能しなくなります。生態系が活動するためのエネルギーはすべて太陽の光に由来しているのです。
太陽の光が直接当たらないと農作物も成長しません。日照時間の少ない地域は壁や地表に反射シートを設置します。それは収穫量を向上させるとても有効な栽培手法です。
農地の基準3 農地の最小面積
2m×2m以上の面積があれば農地として利用できます。
農地は広さに関係なく2m×2mのサイズを1区画とします。農地の総面積が10m×2mなら5区画となります。区画割りによって野菜の苗の数量や様々な栽培手法のイメージを決めていきます。
1区画2m×2mのエリアで豆を栽培するなら36株植えられます。
1年間の収穫量は栽培手法と継続年数によって決まりますが目安としては10kg~20kgです。
農地の全面積が10m×2mなら5区画になって収穫量の目安は5倍の50kg~100kgになります。
農地にとって大切なことは広さではありません。農地を100%有効に利用することです。
大地の中で生きる多様な生物と調和することではじめて農地は有効に活用できます。
まとめ
私がおすすめするオーガニック栽培の手法もお伝えしていきます
オーガニック野菜は栽培の手法によって美味しさの水準は高まり鮮度は長く保たれるようになり収穫量は多くなります。
虫も少なく手間はかかりません。
肥料を使用を使用しなけけば土も野菜も腐敗しにくいので汚れることも臭いの影響を受けることもないので綺麗に作業ができて快適です。
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