毎日の食事を美しく彩り健康レベルを向上させてくれるオーガニック野菜。
その生産規模は世界の農業全体の1%しかなくてわずかな人しか食べることができません。
今は健康的な食材はお金では手に入らないのです。
ですが自分で栽培することはできます。
大好きな人が喜ぶ顔を思ってオーガニック野菜を収穫する。
そんな素敵な瞬間まであなたをエスコートします。
この記事を書いている私はオーガニック農業歴5年、有機JAS有機農産物生産行程管理を2年間担当してます。
世界共通の規則 オーガニック野菜は大地で栽培します
オーガニック野菜を土壌で育てることは世界共通の規則です。
その理由はオーガニック野菜を育てることができるのは地球だけだからです。
地球に直結する大地には生物を生み育てる生態系の機能があります。
地球による生態系の機能だけがオーガニック野菜を育てられます。
植物は水中や様々な物質の上でも人口的に育てることはできますが、
オーガニック野菜は地球にしか育てられないため大地が唯一の栽培環境になっています。
オーガニック野菜を育てる地球の生態系の機能に人は介入することができないのです。
世界最高基準のオーガニック野菜を育てるのは地球生態系の微生物
生態系とは生物を生み育む地球の活動です。
オーガニック野菜の生きる生態系も地球の活動そのものです。
生態系の中の多様な生物たちは共同体として互いの成長を助け合っています。
その生態系のリーダーは微生物です。
微生物の性質が生態系全体の性質になるので、オーガニック野菜の性質はリーダーの微生物の性質になります。
人はその生態系に直接的に関わることはできません。
人の役割は微生物の性質を理解することです。
そして自分が望むオーガニック野菜の性質に相応しい微生物を選択して育てます。
微生物の個体数を増やし活発な活動ができる適切な環境を整えて生態系のリーダーにします。
自分は生態系を育て、生態系にオーガニック野菜を育ててもらう。
これがオーガニック農業の栽培です。
地球に寄り添い多様な生物と調和することで農産物を生産します。
オーガニック野菜を育てる微生物は2タイプ「発酵型」と「腐敗型」
オーガニック野菜を育てる地球生態系の主役である微生物はとてもたくさんの種類がありますが大きい2つのグループに分けられます。
発酵型微生物の性質は生物を発酵させることです。
発酵は人の食料を生み出す有機物の分解です。味噌、チーズ、漬物、酒という発酵食品をつくります。
腐敗型微生物の性質は生物を腐敗させることです。
腐敗は人の食料を生み出すことのない有機物の分解です。
有機物が腐敗型微生物によって分解されると細菌や虫にとっても食料になります。
2極に分かれる発酵型微生物と腐敗型微生物はどちらもオーガニック野菜を育てます。
そしてその微生物の性質はオーガニック野菜に受け継がれます。
発酵型微生物に育てられたオーガニック野菜は発酵型の性質になります。
腐敗型微生物に育てられたオーガニック野菜は腐敗型の性質になります。
発酵型微生物に育てられたオーガニック野菜の性質
発酵型のオーガニック野菜の特徴はおいしさと鮮度の保持力ときれいな外見ですね。
発酵型微生物を育てる方法は生育に適切な環境を整えて食料を与えることです。
発酵型微生物が農地に増えて活発な活動を開始するには3年間の期間を必要とします。
オーガニック野菜が発酵の特徴になるには生態系全体が発酵型微生物の性質になる必要があります。
農地と農産物が発酵するには生態系全体が発酵する必要があってその2つの発酵レベルは比例しています。
発酵型微生物の個体数が増えて活発な活動になるほどに農地健全になっていきます。それには少なくても3年の期間が必要になります。
なので1年目の農産物より2年目の農産物の方が美味しくなります。
そして農産物が美味しくなるたびに農地が健全になっていくことを実感することが出来るのですがそれは本格的な農産物を生産する人の大切な楽しみです。
オーガニック農場を開始した1年目の土の生態系は発酵レベルは低く腐敗微生物の活動も活発です。野菜の種類によっては虫が食べてしまうので栽培する農作物を限定します。
3年目を超えると野菜の外見はきれいに整い、おいしさ、保存期間の長さを実感します。
腐敗型微生物に育てられたオーガニック野菜の性質
腐敗型のオーガニック野菜の性質は急速な成長です。農産物は急激に肥大化して爆発的に生産量を高めます。農産物の味は全てに共通してえぐみがあります。
腐敗型微生物によってオーガニック野菜は育つ仕組みは地球生態系の機能にあります。地球は生態系に腐敗が起きると生態系によって清浄をします。
生態系に腐敗が起きると生物は総力を結集して清浄を開始します。
植物は土の中の腐敗を吸収します。このために農作物は急激に肥大化します。
農作物が取り込んだ腐敗を虫が食べます。虫は農作物を略奪しているのではなく腐敗した農作物を分解するという地球生態系の機能としての役割を果たしています。
虫が食べることのできる農作物は腐敗しているものだけです。
腐敗を取り込んでいる農作物に共通していることは味にえぐみがあること、そして保存期間が短いことです。
まとめ
家庭菜園でオーガニック野菜を育てるなら発酵型微生物による栽培が最適です。
オーガニック農地全体を発酵させるには3年間かかります。ですがそのために必要な資材は全て自然が育んでくれます。例えば野花や木の葉です。手に入れるのにお金はかからないし汚れすことがないので衛生的です。
確実においしい野菜を栽培できるようにエスコートしていきます。
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